法人決算は自分ですべき?節税に関して

法人決算とは、企業の事業年度ごとに

・年間の損益

・資産や負債

を取りまとめて必要書類を
作成する手続きのことです。

 

この法人決算をどうするか?

 

結論から述べれば小規模な
事業であるほど自分でやるべきです。

 

よく聞く節税対策は本当か?

よく耳にするのは法人決算を自分でやると
専門家である税理士から助言を受けれない。

 

なので節税対策が不十分になることがある。

 

という話。

 

ワタシ自身これは誤りだと思っている。
まず税理士って基本リスクを取らない。

 

だってそれが節税にならなかったら
税理士が責められるから。

 

なので最大限、節税をする

 

みたいなことはしないです。

また節税を教えるのもめんどくさい、
税理士も人なので効率いい仕事を求めがち。

 

ということで法人決算なども自分で
やる必要があると思っています。

 

私は「節税対策」って言葉は信用しないし
結局は自分で知識をつけるのが一番得だと思う。

 

↑イラストをみてください.

 

左の方は濃くなってますが右にいくにつれて
薄くなっているのが分かると思います。

 

濃い数字はカンタンな数字、
つまり小学生でも計算する数字

 

薄い数字は難しい数字で、
つまり学ばないと分からない数字

 

グラデーションで色がドンドン
薄くなっていってると思うのですがこれ

 

"経営者が陥るお金の支出"

 

を表しています。

 

つまり多くの経営者って左の立場から
物事を見てるっていう感じなんです。

 

だから

遠くにある数字が見えない

見えてないから計算に入れてない

つまり失われる感覚をもててない

見えなかった思わぬ支出に対応できない

結果支払えず倒産

ってなる。

 

家賃とか給料とか材料費って
小学生でもわかるじゃないですか?

 

カンタンなんですよね

 

だから経営ってカンタンだろうって見誤る。

 

多くの経営者さんに会ってきましたが、
全部見えてる人にあまり会いません。

 

上記を払った上で利子をつけて借入の
事業ローンを払う必要があるわけで。

 

話を聞いてると

 

「売上でてるんで大丈夫」

 

なんて言われる。

 

2023年で黒字倒産って52.4%ですよ?

 

「売上でてるんで大丈夫」

 

って言っててその半分以上の人が廃業してるわけです。

 

なぜ黒字なのに潰れるか?
それは見えてないから。

 

なので安売りとか地獄ですよ。

 

普通に勉強している人ならまず選ばない。
いかに難しいか?を理解してるからです。

 

これまで多くの経営者とお会いしてきて
思うのは見えてる人ほど勉強してます

 

見えてない人はなんか能天気なんですね。

 

まともな節税

節税って

・まともな節税と

・グレーな節税

に分かれます。

 

グレーな節税はよくいう

 

接待交際費の乱用。

 

彼女との食事を経費にしたり

仕事に関係しないのに経費にしたり

 

こういった節税?

と呼べるかわかりませんがこういったもの。

 

逆にまともな節税は
経費自体が仕事で使っているもの。

 

その上で適切に節税をしているケースです。

 

例えば

 

固定資産のカラクリ

 

について語ってきましょう。

 

【固定資産とは】

 

税金の話って頭痛くなる人多いのでカンタンに説明しますね。

 

固定資産とは

"10万円以上のモノ"

です。

 

美容室だと

・シャンプー台
・イス
・高額ドライヤー
・エアコン
・乾燥機
・大型ミラー
・パソコン
・内装費

など。

 

この固定資産には税金がかかります。

 

それが固定資産税です。

 

「えっ?じゃあ10万以上のモノはまた別に税金とられるの?」

「おいおい、税金払いたくないよ」

 

って思う人もいると思います。

 

でも要はこれ

 

"10万以上のモノを買わなければいいだけ"

 

です。

 

なので極論言えば

 

99999円

 

ならいいわけですね。

 

 請求の分け方が税金を決める

本題はココから。

 

この固定資産税ですが金額で
請求書を分ける節税できます。

 

例えば電気工事として費用一式を
18万円にまとめると固定資産になる。

 

つまり

 

固定資産税

がかかります。

 

でも

 

・電球代:9万円

・取付費:9万円

 

と請求を分ければ
税金かからないんです。

 

上記で述べた99999円以下だから。

 

それぞれ分けることでその年に全額経費でOKとなる。

 

注意すべきは

 

"分ければ何でもOK"

 

ってわけじゃないってこと。

 

こんな感じで節税ってできるんですがこのやり方
は全然グレーでもなんでもありません。

 

堅実な節税方法です。

 

グレーは重なれば黒くなっていきます。

 

ホワイトなら重なっても黒くなりません。

 

ぜひよく考えて税金と向き合っていくといいでしょう。