与えることにつながる。
セールスマンが犯しがちな誤りの中でも最低なのが、相手を退屈させることだ。これから売り込もうとしている相手の関心のあることなら、何にでも心から興味のあるフリをすること。相手がしゃべればしゃべるほどいい。もし笑わせることができれば、間違いなくさらに点を稼げる。
しかしおそらく何より大事なのは、マンネリのセールストークをしないことだ。カトリックの司教にもサーカスの空中ブランコ乗りにもそっくり同じ話をしている自分に気づいたら、君はセールスマンとしては終わっている。
相手が話を打ち切りたがっていると感じたら、潔く撤退すること。蹴り出されるのはつらいだけだ。
訪問先を増やせば、セールスのチャンスも注文数も増えるだろう。しかし、何軒訪問したかという「量」と、セールスの腕という「質」をごっちゃにしてはならない。